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何で小田原なのか、っていう話

何で突然小田原なのか、僕が小田原に引っ越すという話をするとほぼ全員に聞かれる質問。
生まれた街でも育った街でもなく、縁もゆかりもない。なんなら引っ越すまで2回しか行ったことないし、特に仲のいい人もいない小田原。

本当は熱海に住みたかった

去年は仕事が忙しかったせいもあり、週に1日仕事のことを考えない日を作りたいなって思ってたのが、休めるときに休もう、に代わって、最近は月に2~3日休んで旅をするっていうスタイルに変えた。
元々仕事は好きだし、ずっと仕事があるならずっと仕事していたいと思ってはいるのだけど、そうはいっても疲れはたまるし、旅に出たいし、ということで、1週間とかそういう短いスパンで考えるのをやめて、月に2~3日休んで思いっきり贅沢する方が、優雅で充実した休日になるんじゃないか、と。
忙しいと月に2日ぐらいしか休めないので、そうなると旅先は近くなり、熱海に行くように。

行ってみると、東京からあっという間について、リゾート気分を味わえるし、温泉も楽しめるしってことで熱海にすっかり取り憑かれ、毎月行こうと計画。

観光をしたいとかじゃなくて、家じゃないところで温泉入ってゴロゴロして、夜はちょっとだけ飲んで、をしたかっただけ。それには熱海はベストな選択だった。

熱海に住もう

熱海の難点は、割高な宿泊費。正直コスパは非常に悪い。人気があるのだからそれは当然なのかもしれない、でも、それはかつての失敗を繰り返すことになるんじゃないか、とも思う。

そこで考えたのは、熱海に思い切って住んでしまおう、と。

毎週定期的に行っていた会社の役員もやめたタイミングだったので、高い家賃払って都心に住んでる必要ないよなって思ってしまったわけです。

昔は伊豆大島に移住したかったんですよね。そういえば熱海って伊豆大島にジェット船出てたなって思って、年末には思いつきで熱海から伊豆大島に日帰り弾丸トラベルをしたり。でも、離島に移住するってのはやっぱりかなり勇気がいる話なんだよね。

実際熱海の賃貸物件を調べてみてびっくり。古くて狭いのに家賃が都心並みに高い!まぁ街が狭いんだししょうがないんだろうけど、正直この家賃で熱海に住むのはちょっと・・・と思い、少し離れて三島も検討。重要なのは、用事があったらすぐに東京に行けるってこと。なので、新幹線沿いが良かったわけです。三島は熱海よりは割安で悪くないかも、と思った。

それに熱海は急坂が多く、30代の今は良くても、これからずっと住んだら坂もきつくなるし、車がないと生きていけない。老人になったときにこの街で本当に暮らしていけるのか、と。

小田原という選択肢

富士山が好きなので、富士市とかも考えた。そうやってどんどん東京からも熱海からも離れていき、ふと冷静に考えた。小田原はどうだろう。

東京から新幹線でわずか30分、新宿へロマンスカーで1時間、箱根や湯河原へは15分。そして海産物も農作物もあり、街は平ら。

10年ぐらい前に仕事で来たことがあるぐらいの特に縁もゆかりもない小田原が急に気になり、1月末に湯河原に行くついでに小田原を散策。

中途半端な観光の街

小田原といえば・・・お城とかまぼこ、ぐらいしかイメージはないこの街。駅前はまぁそれなりに観光客向けの飲食店や土産店もある。

帰りに小田原駅から新幹線乗るまでの間、駅前の焼鳥屋でひとり晩酌しながら、観光の街だけど、地元の人が飲みに行ったり生活したりするお店もたくさんあって、いい具合に中途半端な観光の街だな、と。悪い意味じゃなくて。暮らす街として良いんじゃないか、と。

いざ小田原

今年の9月に今の家の更新だからその頃に・・・と思ったのだけど、気づけば物件探しをしている自分がいて、前からそうだけど引っ越したいって思ったらしないと気がすまないんだよね。
田舎で犬と一緒に暮らしたい。その気持ちだけが募る。

小田原移住の条件。
・小田原駅15分以内
・ペット可
・敷地内駐車場
・50平米以上で家賃10万以内

そんな物件はありませんでした。時期のせいもあるのだとは思うけど、不動産屋さん曰く、そもそも小田原駅周辺はマンションがそんなにあるわけでもなくて、ペット可物件はあまりない、と。

家賃を上げても希望の物件はたぶんないし、ペット可を妥協しないとダメ、と。

正直な気持ちを言うと、田舎なんだから犬と暮らしたいだろうが!と。(ただの暴言)
別に小田原に限った話じゃないけど、この国はほんとにペットと暮らすのが大変。

仕方がないので徐々にエリアを広げていき、飯田岡・富水あたりまで検討してから、小田原駅から離れすぎると、東京から近いっていう最大のメリットを失うことになる。最初は最寄り駅から徒歩10分以内で考えていたけど、小田原駅までバスですぐに行ければ別にいっか、ということで、久野になりました。

東京でコンビニを中心に生活している僕からすると、コンビニ不毛地帯なので最後まで悩みましたが、普段ほとんど歩かない生活を送っているので、車は当分お預けにして、徒歩と自転車で生きようかな、と思い。

ポンコツの車を買うことも考えなくはないけど、それよりも犬がほしい。誰かくれないかな・・・。

ということで、来週いよいよ小田原に。
別にすごく良い生活を夢見ているわけじゃないけど、僕の残りの人生を過ごす街になれば良いな、と思っています。

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コメント

  • 匿名 さん 2020/05/13 07:16:29

    地元(小田原・西湘エリア)の者です。‌
    地元から横浜市内や東京都区内の学校への通学経験があります。‌

    横浜市内や東京都区内への学校に通学していた頃、通学経路およびその周辺部である鎌倉、藤沢、茅ヶ崎、平塚、大和、座間、海老名、厚木などの湘南・県央地域に頻繁に足を運ぶようになり、これらの地域と地元小田原(県西・西湘地域)を比較し、小田原が以下の点で劣っていることに気づき、不満を持っています。‌

    ・首都圏大都市部への通勤通学に時間(または金)がかかり、首都圏の人が住む街として不人気(新幹線や特急を使わないと東京都心へ通勤通学しにくい街になってしまっている)‌
    ・神奈川県内の他市に比べて人口減少のペースが速い(2010~2015年の減少数は4,153人で、横須賀市の11,639人に次いで県内ワースト2位)(人口流出体質、人口社会減少体質)‌
    ・街・地域が衰退している‌
    ・新住民が少ない‌
    ・地元の人が東京23区や川崎・横浜市内などの首都圏大都市部の職場や学校に就職・進学すると地元(小田原エリア)から通勤通学せずに地元を離れ、職場や学校に近い所に移住してしまう傾向が強いため、地元から若い人(特に高学歴層やスポーツ、文化活動などで活躍している優秀層)が流出してしまい、地元には首都圏大都市部を知らない(≒相模川あたりから西の田舎な神奈川県しか知らない)田舎の井の中の蛙な非優秀層と高齢者が出し殻的に残って常住している(そのため、足柄平野は「出し殻平野」と揶揄されている)‌
    ・土着の人が力を持っていて、排他的風土で、他の地域から来た人や物を受け入れない傾向がある‌
    ・大手チェーン店や新しいサービスなどの導入地域から外される、または導入が県内他地域より遅れることが多い(これを「小田原外し」といい、三菱UFJ銀行やNOVA、東京個別指導学院、湘南ゼミナール、まもレール(JR東日本)の対象エリアなどが該当する)‌
    ・トレンドや世事に疎い住民、時代遅れ、流行遅れな住民、東京23区や川崎・横浜市内の情報、小田原から50km以上離れた地域の情報に疎い住民が多い‌
    ・学業やスポーツ、文化活動などのレベルが県内他地域に比べて低く、優秀層が住むための街として不人気‌
    ・常住者に知性や美的感覚、ファッションセンスなどの外見的なものの良い人が少ない(小田原エリアでも会社や大学の休日にはこのエリアでも知性や美的感覚、ファッションセンスなどの外見的なものの良い人を見かけることが多いがその多くは帰省者か観光客で、会社や大学が休みではない日(例えば6月の平日など)では知性や美的感覚、ファッションセンスなどの外見的なものの良い人を見かけることが少ない‌

    小田原にはぜひ、あなたのような今まで小田原に縁もゆかりもなかった人にたくさん移住していただき、小田原の風土・土地柄を先進的・革新的・開放的なものに変革してほしいと思います。‌
    小田原を新幹線や特急を使わずに首都圏大都市部(東京23区や川崎・横浜市内)に安く短時間で通勤通学できる街に変えてほしいと思います。‌
    また、小田原には新住民や若い住民、学業・スポーツ・文化活動などにおいて高い能力をもった優秀層な住民、首都圏大都市部への通勤通学者、トレンドや世事に敏い住民、首都圏大都市部のことに詳しい住民、地元から50km以上離れた所のことに詳しい住民、知性や美的感覚、ファッションセンスなどの外見的なものの良い住民に増えてほしいと思います。‌
    そして、他地域の人(特に若い人、優秀層)が住むための街として人気のある街、人口流入体質、人口社会増加体質の街、活気のある成長体質の街に変えて欲しいと思います。